社長挨拶

東日本大震災のあの時は、珍しく東京出張で4時間の滞在の予定で東京に行っていました。
その4時間の滞在の時に、地震をまともに体験してしまったというのがはじまりです。
生まれて初めて「これで死んでしまうのではないか」とゆうぐらいの恐怖を感じました。
その時私がなにをしたか。それは荷物をまとめて自分だけにげようとすることでした。
大勢の人がいたにもかかわらず避難誘導すべき立場の自分が、自分だけが逃げようとしたのです。
震度5強の揺れを体験してしまった。
その日TVで、夜に津波の映像をみて、自分自身がショックで、なんとかしないといけない。
東日本、日本の東が、東半分が破壊されたというくやしさがありました。
私はまずは、段ボールベッド以前の問題として、避難所を変えたい、避難所の景色を変えたいと考えています。
避難者が床に雑魚寝をする景色を変えたい。それには簡易ベッドしかないんです。簡易ベッドは色々ありますが、できるならば、段ボールベッドで避難所の景色を変えたい。
ダンボール業界全体で、避難所を支えるんだと。その想いで取り組んできて、今では、国にも認められ、都道府県、自治体も認められてきました。そういう中で、業界としてこれからどうしていくのか。いままではバラバラだったけれど、全体が災害時には手を組んでしっかりと支えていく。
そこにひとつ自分が今までやってきたノウハウや経験を活かす場を作っていきたい考えています。